【週間TOP5】JR北海道 新車投入急ピッチ JR西日本の定期券特典は「乗り放題きっぷ」

「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で先週、最も読まれた記事をおさらい。2021年9月19日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

新大阪駅〜大阪駅間を走行するJR西日本223系2000番台電車(KUZUHA/写真AC)
新大阪駅〜大阪駅間を走行するJR西日本223系2000番台電車(KUZUHA/写真AC)

厳しい経営環境が続くJR北海道が発表した2022年春ダイヤ見直しの概要を見ると、新型車両の投入や新駅の開業によるサービス改善に重きを置いているようです。2021年3月のダイヤ見直しでは18駅の廃止や列車の削減が目立っていたため、やや攻めに転じている感があります。そして、読者の注目を集めたのが、JR西日本が定期券購入者向けに打ち出した「ICOCA定期券『プラス』キャンペーン」の驚くべき内容です。

5位: 「北急・モノレール 京都お出かけきっぷ」 割引優待を増量 阪急宝塚・京都線も乗り放題

北大阪急行電鉄、大阪モノレール、阪急電鉄が共同で発売するおトクなきっぷの話題です。北大阪急行全線(千里中央駅〜江坂駅間)、大阪モノレール全線および阪急宝塚線・京都線(箕面線・千里線・嵐山線を含む)が1日乗り放題で、おねだんは大人用のみ1,200円です。観光シーズンに年2回発売され、2021年度後期は2021年9月11日(土)〜12月19日(日)の発売です。

沿線の施設や店舗で利用できる優待特典は、これまでの嵐山エリアに加え、万博記念公園エリアも新たに対象に加わりました。きっぷの提示により「自然文化園・日本庭園」の入園料割引、「国立民族学博物館」「大阪日本民芸館」の入館料割引などが受けられます。

「北急・モノレール 京都お出かけきっぷ」 割引優待を増量 阪急宝塚・京都線も乗り放題

4位: 品川駅 大宮方面→渋谷方面の乗換は同一ホームに 12月5日切替で混雑も緩和へ JR東日本

駅改良工事が続いている品川駅ですが、2021年12月5日(日)始発電車から「山手線外回り(渋谷・新宿方面)」のホームが現在の2番線から3番線に変更されます。3・4番線ホームの幅が拡げられ、4番線の「京浜東北線(大宮方面)」から3番線「山手線外回り(渋谷・新宿方面)」へ階段を使わず同一ホーム上で乗り換えできるようになります。また、現在は両方向で使用している山手線ホームは、1番線「山手線内回り(東京・上野方面)」の専用ホームとなり、混雑の緩和が期待できます。

今後は北側コンコースの改良工事が引き続き行われ、新たに2か所の改札口が設置されるほか、通路の拡幅や、商業施設の整備が予定されています。

品川駅 大宮方面→渋谷方面の乗換は同一ホームに 12月5日切替で混雑も緩和へ JR東日本

3位: 長野〜富士見間に臨時快速「リゾートビュー諏訪湖」 御柱祭「木遣り」披露も JR東日本

長野駅〜南小谷駅間で「リゾートビューふるさと」として運転している、展望席を備えたハイブリッド車両HB-E300系が諏訪湖畔に遠征します。運転日は2021年10月9日(土)・10日(日)、11月13日(土)・14日(日)の4日間で、長野駅〜富士見駅間を往復します。この列車ではおなじみの姨捨駅からの善光寺平の景色に加え、諏訪湖や八ヶ岳連峰を大きな車窓から楽しむことができます。

車内や停車駅でのおもてなしも用意されており、上諏訪駅では「御柱祭」で木を曳く際に唄われる「木遣り(きやり)」の披露が行われるほか、1番線ホームにある足湯の特設スペースで自作することができる「温泉たまご」セットも配布されます。

長野〜富士見間に臨時快速「リゾートビュー諏訪湖」 御柱祭「木遣り」披露も JR東日本

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